2006年10月27日
コベルコクレーン株式会社

120トンづりオールテレーンクレーン『KMG5130』の販売について



〜世界大手ホイールクレーンメーカー 独)グローブ社製オールテレーンクレーン第二弾、日本上陸〜


 コベルコクレーン株式会社(本社:東京都品川区、社長:丹野宜弘)は、最大つり上げ能力120トンのオールテレーンクレーン『KMG5130』を、11月1日より国内向けに新発売致します。
 新製品オールテレーンクレーン『KMG5130』は、当社が2004年に相互OEM供給契約を締結した米国マニトワックグループ傘下の、世界大手ホイールクレーンメーカー 独)グローブ社からのOEM供給機で、2005年2月に販売開始した265トンづりオールテレーン『KMG6300』に続くOEM第二弾となります。当社は、本機をコベルコブランドとして国内で独占販売し、サービスなどのカスタマーサポートを実施していきます。



販売価格および販売目標台数は以下の通りです。
機種名 KMG5130
最大吊り上げ能力 120トン x 2.2m
販売価格 25,800万円
販売目標台数 10台/年
販売開始時期 2006年11月1日


120tづりオールテレーンクレーンKMG5130

 今回新発売する『KMG5130』は、走行系が5軸で、最大つり上げ能力120トンを誇るオールテレーンクレーンです。当社は本機を国内へ導入するにあたり、信頼性の高いグローブ社製オールテレーンクレーンに、日本特有の規制や現場環境への対応ニーズを反映、より一層の安全性、作業性の向上に配慮しました。
 『KMG5130』は、舗装路面から不整地まで地盤を選ばない俊敏な機動力、豪快なつり上げ能力というオールテレーンクレーンの特長に加え、クラス最長の60mブームによって実現した高揚程と大きな作業半径、全輪独立の懸架方式・メガトラックの採用ですぐれた走行安定性、防水・防塵構造で高い耐久性など、優れた性能と独創の機能を搭載したグローバルモデルです。
 作業現場におけるスペース的な制約や、工事の大型化、短工期化などますます高まるニーズに対応できるオールテレーンクレーン『KMG5130』は、高層ビルから橋梁、港湾、風力発電、高速道路など、様々な大規模プロジェクトの現場で今後大いに活躍が期待されます。

 当社は、自社で開発・生産・販売しているクローラクレーンとラフテレーンクレーンに加えて、世界の現場で高く評価されているグローブ社製オールテレーンクレーンを、国内市場向けに順次導入することによって、ホイールクレーンのラインナップ強化を図り、移動式クレーン(クローラクレーンおよびホイールクレーン)のフルライナーとして、これまで以上に国内の多様化する顧客ニーズに幅広く応えていきます。



 <オールテレーンクレーン『KMG5130』の主な特長>

(1) 合理的なブーム伸縮方式、軽量かつ強靭な高剛性ブーム構造


6段ブームを1本の油圧シリンダで伸縮する合理的なブーム伸縮方式の採用により、ブームの大幅な軽量化を実現。さらに必要なブーム長さに対して、最適な伸縮の組み合わせが選択でき、重心の前方移動を最小限に抑えることができるので、飛躍的なつりあげ能力アップが可能になりました。

断面強度を高めて内面補強材を不要とした独自のUシェイプブームには、高強度鋼(120kgf/mm鋼)を使用し、軽量化と剛性アップを高いレベルで両立。たわみが少ないので、つり荷の位置決めも容易で、作業効率が向上します。

全自動モードを選択して必要なブーム長さを設定すると、ブーム伸縮レバーを操作するだけで、ブーム伸縮順序、各段伸縮長さ、ブームおよび伸縮シリンダのピンロック・ロック解除が自動的に制御されます。



(2) クラス最長の60m主ブーム、標準装備の2段フルオートジブ


軽量で強靭なUシェイプブームの採用と、1本シリンダブーム伸縮方式により、主ブーム長さはクラス最長の60mを実現。さらに、張出・格納、伸縮、チルトが全て油圧で行える、11.0m〜19.0mの2段フルオートジブを標準装備し、クラス最長の主ブーム+フルオートジブで、ジブ最大地上揚程は79.0m、最大作業半径は60.0mに。より高く、ふところの深い作業を可能にします。

ジブの張出・格納は、ブーム側面で横に振り出すスイングアウェイ方式と、下面で前方に張り出すチルトツイスト方式のどちらでも行え、スペースに余裕のある現場ではスピーディに、狭い現場ではスペースをとらずにセットできます。



(3) 抜群の走行安定性、現場進入性


走行安定性に優れた「全輪独立油圧サスペンション方式」

10個の車輪すべてが独立して油圧サスペンションで車体に取り付けられる独自の懸架方式、「メガトラック」を採用。地盤の凹凸を吸収して車体の前後・左右方向を水平保持できるため、なめらかで安全・快適な乗り心地を実現します。

ホイールは常時、垂直に接地するので、安定したけん引力を発揮し、悪路でも力強く走破できます。さらにはタイヤのねじれ、たわみも減少し、タイヤの長寿命化にも寄与します。


現場進入性を高め、小回りの効く、独創的な全軸ステアリング方式

全5軸10輪でステアリングが切れる独創的な「全軸ステアリング方式」を採用。小回りが効き、つり荷への接近もスムーズに行えます。

カウンタウエイトを全て装着したままで、クラブ走行をはじめ全軸ステアリングモードでの走行が可能であり、現場内での優れた機動性を実現します。



(4) 優れた輸送性、容易な組立・分解性


コンパクトな走行時の寸法・質量により有利に現場間を移動できます。
また、木目細かなカウンタウエイトの設定により、合理的な分解仕様が可能となり、分解ユニット輸送のトレーラ台数も節減できます。

ブームフットピン脱着装置の標準装備により、輸送時のブーム取り外し作業が確実に行えます。



(5) 信頼性の高い耐久設計


ハーネスや通信ライン機器の接続部には、防水性に優れたコネクタを採用。電装機器を納めたボックス類は、防水・防塵構造なので、ハードな作業環境にも高い信頼性を得ています。

ブーム角度計、ブーム長さ計は、万一のトラブルに備えてセンサをダブルで装備しているので、どちらかが作動不良を起こしても、一方のセンサが機能をバックアップします。



(6) 日本特有の現場環境への対応機能(ジャパナイゼーション)


アウトリガ張出幅は7.50m〜2.50mの5段階。張出幅に応じた能力が設定されています。また、狭い現場で有効な、左右のアウトリガで異なる張出幅(左右異張出)の能力設定もしており、どんな現場でも、スペースに応じた最大のクレーン能力を発揮できます。アウトリガ張出幅は検出装置が自動的に検出、過負荷防止装置と連動することによって、オーバーロードによる事故を防ぎます。

搭載カウンタウエイト量の検出機能を追加、過負荷防止装置と連動し、カウンタウエイト量の誤設定による事故を防止します。

オペレータの方が機械周囲の安全を確認する際に便利な後方確認カメラ、確実なクレーン作業を行うために有効なドラム監視カメラ、および車両後方の状況をキャリヤ運転席から把握可能にするキャリヤ後方監視カメラを装備しております。

様々な現場環境を想定し、スペースに応じて張出・格納方式が選択できるフルオートジブを標準装備しております。張出・格納操作は、ジブの動きを確認しながら、リモートコントロールボックスを使って安全に行えます。



オールテレーンクレーン『KMG5130』の主要諸元

機種名

オールテレーンクレーン KMG5130
最大定格総荷重 12.9mブーム 120トンx2.2m(18本掛)
60.0mブーム 10トンx18.0m(2本掛)
36.45mブーム+
19.0mフルオートジブ
6.3トンx8.0m(1本掛)
補助シーブ 7トン(1本掛)
主ブーム長さ 12.9m〜60.0m (6段)
フルオートジブ長さ 11.0m〜19.0m
最大地上揚程 主ブーム 60.0m
フルオートジブ 79.0m
最大作業半径 主ブーム 56.0m
フルオートジブ 60.0m

● 最大定格総荷重は、各ブーム、ジブ長さの抜粋です。



以上



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