ホイールクレーンにおいて

①アウトリガ垂直シリンダストッパの寸法が不適切なため、アウトリガ格納時に当該ストッパにフロートが接触することがある。そのため、フロートを取り付ているボルトが緩むおそれがある。

②運転席リフトキャブ用リンクのブッシュの製造工程が不適切なため、油溝の加工がされていないおそれがある。そのため、給脂できず、異音が発生するおそれがある。

③下部スプレッダーのシーブの配置が不適切なため、ガイドローラと巻上ロープが接触するおそれがある。そのため、ガイドローラが摩耗するおそれがある。

全車両、

①アウトリガ垂直シリンダストッパを対策品に交換するとともに、ボルトの緩みがないか点検を実施する。緩みがあった場合は規定トルクでボルトを締め付ける。

②対策品のブッシュに交換する。

③シーブの配置を上下対称に変更するとともに、対策品のガイドローラに交換する。