私たちのものづくりの中核には、エコへの視点が据えられています。
製造リードタイムとは、製造が指示されてから製造完了するまでの期間。リードタイム短縮を目指した作業工程・工数、交替勤務の削減取り組みは、結果として廃棄物の量、紙・電気の使用量の削減を促し、エコにつながります。私たちは、改善活動による製造ラインの合理化・効率化 、生産技術向上による工程・工数の削減、自動加工機械を導入することで無人運転延長による交替勤務の低減を通じて、リードタイム短縮を推進しています。
製品の品質を高水準で維持することは、お客様満足度を高めるとともに、実効力のあるエコにつながります。特に、クレーンのような大型機械においては組立後に発覚した不良箇所は、多大な労力と資材のムダに直結します。私たちは、部品メーカーへの品質指導を徹底することで、不良品を最小限に。さらに、そのうえで不良品が納入された場合でも、組立工程前において、不純物（コンタミネーション）が製品に混入していないかどうかを測定検査するコンタミ検査をはじめとする、厳格なチェックを実施。結果、不要な作業工程をなくすとともに、余分な廃棄油やゴミを発生させないように努めています。
調達先企業と連携し、調達部品も制限物質の少ない、環境によりよいものを調達するグリーン調達を実施。さらに、私たちの製品が出荷される際にも、環境汚染防止や循環型経済社会の構築を目指した厳正な検査が実施されています。欧州向けに輸出される機種の中から代表機種を選び、部品ごとの含有化学物質をすべて検出し、調査を実施する代表機種調査はその一例。厳格とされるヨーロッパのREACH規則の基準を下回る有害物質含有量であることを確認しています。
すべての製品に関わるEU（欧州連合）で制定された、実在する規制の中でも厳格な化学物質規制。
